「……っ!?」
低い声で返事をした高良くんに、岩尾くんは顔を赤くした。
こんな岩尾くんを見るのは初めてで、驚いてしまう。
やっぱり……高良くんはそのくらい怖がられている存在なんだと、改めて知った。
あの岩尾くんが怯える存在なんて……。
確かに、私も初めて会ってぶつかった時は殴られるんじゃないかって思ったし、見た目も派手だから怖いのかもしれない。
でも、いつの間にか高良くんに対して、”怖い”なんて気持ちはなくなっていたことに気づいた。
今私の前にある背中が、こんなにもたくましく見えるのはどうしてなんだろう。
「真綾に近づくな」
岩尾くんのほうを見ながら、そう言った高良くん。
「は?偉そうにどの立場から言ってんだよ。俺はこいつの幼なじみなんだ、お前に言われる筋合いねーよ」
「……」
低い声で返事をした高良くんに、岩尾くんは顔を赤くした。
こんな岩尾くんを見るのは初めてで、驚いてしまう。
やっぱり……高良くんはそのくらい怖がられている存在なんだと、改めて知った。
あの岩尾くんが怯える存在なんて……。
確かに、私も初めて会ってぶつかった時は殴られるんじゃないかって思ったし、見た目も派手だから怖いのかもしれない。
でも、いつの間にか高良くんに対して、”怖い”なんて気持ちはなくなっていたことに気づいた。
今私の前にある背中が、こんなにもたくましく見えるのはどうしてなんだろう。
「真綾に近づくな」
岩尾くんのほうを見ながら、そう言った高良くん。
「は?偉そうにどの立場から言ってんだよ。俺はこいつの幼なじみなんだ、お前に言われる筋合いねーよ」
「……」

