【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

目的のものを取って帰ろうとした時、掲示板に貼ってある表が見えた。


委員一覧と書かれていた、それ。

そういえば……委員長って呼ばれてたな。


学級委員長の欄に書かれていたのは、「玉井真綾」という名前だった。

真綾……真綾か。

名前も可愛いな。


明日、学校に来たらまた会えるはず。

もうやめようと思っていた学校に来る気になっている自分に笑えるけど、とにかくあいつ……真綾のことが知りたい。

知りたいだけじゃなくて、俺のものにしたいと思った。


あ……そういえば……。

俺はいいことを思いついて、そのまま職員室に向かった。




俺が中に入ると、職員室内がしーんと静まった。

問題児特有の扱い。担任もああ言っていたし、俺は相当煙たがられてるらしい。

そんなことは死ぬほどどうでもいいから、中を見渡して真綾を探す。


……いない。いると思ったのに、帰ったか……。