【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

「あの……授業は受けたくないですか……?」

「ん?」

「せっかく学校に来てるのに、欠席してるのはもったいないなって……」



どうせ学校に来る手間は一緒なはずだから、補習に出てくれるなら授業にも出席してほしい。

出席日数も大切だし、一緒に進級したいから……。


って、そんなの私のエゴだ……。



「ごめんなさい、偉そうにっ……」



私に指図されるのなんか、嫌だよね……。

出しゃばって、恥ずかしい……。

そう思ったけど、私を見る高良くんの目は相変わらず優しくて……心なしか、嬉しそうに見えた。



「学校嫌いだったんだよ。もともと高校も行く気なかったから」



そうだったんだ……。



「でも……まーやがそう言うなら、出席してもいい」



えっ……!

前向きな言葉に、私は目を見開いた。



「俺がいたら嬉しい?」