【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜
























「ん……」



くすぐったさを感じて、目を開ける。



「あ……ごめん、起こした?」



真っ先に視界に飛び込んできたのは、ドアップの高良くんの顔だった。

驚いて、勢いよく飛び起きる。



「な、何をしてたんですかっ……!?」



さっきのくすぐったいのは、一体っ……。



「ん?まーやの寝顔が可愛いから、キスしてた」



そう言って、いたずらっ子のように笑った高良くん。

ね、寝顔なんて、絶対に可愛くないのにっ……。



「お、起きてる時に、してほしいです……」



言ってから、自分の発言に驚いた。

わ、私、何言ってっ……。



「そんな可愛いこと言う元気残ってたんだ」

「……っ」



高良くんの発言に、さっきの記憶が蘇る。

そうだ……私、高良くんと……。


もう恥ずかしくて、必死で……よく覚えていないけど……少しだけ痛みが残ってる。



「体キツくない?平気?」