【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

普段は照れくさくて言えないけど、今日は……私も素直に思っていることを伝えたい。

1年に一度、高良くんが生まれた大事な日だから。



「私、高良くんと出会えて……幸せなことばっかりです……」



高良くんと出会う前は、私の日常はきっと寂しいものだった。

きっとっていうのは、私自身がそれに気づいていなかったから。

誰かと一緒にいる楽しさを知らなかったから、寂しいっていう感情すらちゃんとわかっていなかった。



「今は、毎日が楽しくて、キラキラしてて……高良くんのおかげです」



きっと今高良くんが私の前からいなくなったら、私は寂しくて泣いてしまうかもしれない。


高良くんが、誰かといる幸せを教えてくれたから……。




「それはこっちのセリフ」



私の頭を、そっと撫でてくれた高良くん。

高良くんの大きな手に撫でられるのが好き。