【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

が、がっかりさせちゃうのはいやだからっ……。



「え?ほんとに?」



プレゼントを受け取った高良くんは、子供のように無邪気に目を輝かせていた。



「あの、そんなにいいものじゃないので、期待しないでくださいね……?」

「真綾からもらえるものなら、なんでも嬉しいって」



ハードルを下げたつもりだったけど、高良くんの瞳は期待に満ちている。



「開けていい?」

「は、はい」



高良くんはラッピングをそっと解いて、中のプレゼントを取り出した。



「うわ……!」



嬉しそうに手袋とマフラーを触っている高良くんに、少しだけ安心する。



「高良くん、いつも寒そうだったから……作ってみたの……」

「待って……手編み……?」

「は、はい……初めてなので、多めに見てくれると嬉しいです……」