【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

「誕生日とか祝われたの久しぶりすぎて、びっくりした」



そう言ってから、私を抱きしめた高良くん。



「嬉しい。ありがとうまーや」



声色から、本当に喜んでくれているのが伝わってきて、私も嬉しくなった。



「今日はクリスマスじゃなくて、高良くんの誕生日です!」



ぎゅっと、高良くんを抱きしめ返す。



「一緒にお祝いさせてくださいっ……」

「……ありがとう」



愛おしそうに見つめられて、心臓がドキドキした。

あっ……そうだ、プレゼント……!



「高良くん、ちょっと待っててください……!」



私は高良くんから離れて、カバンの中のプレゼントを取りに行った。



「これ、プレゼントです……」



本当は、こういうのは最後に渡すものかもしれないけど……大したものじゃないから、先に渡しておきたい。