眠たそうに目をこすっている姿が可愛くて、ごくりと喉が鳴る。
いつになく、無防備な真綾は、それだけで俺の理性を揺らがせた。
「あっ……そろそろです……!」
そろそろ……?何が?
時計に表示されている、23:59の数字。
日付が変わるのを見届けたいのか、真綾はじっと時計を見つめていた。
数字が、00:00に変わる。
途端、真綾が視線を時計から俺に移した。
「高良くん、お誕生日おめでとう……!」
満面の笑みを向けられて、一瞬理解が追いつかなかった。
いつになく、無防備な真綾は、それだけで俺の理性を揺らがせた。
「あっ……そろそろです……!」
そろそろ……?何が?
時計に表示されている、23:59の数字。
日付が変わるのを見届けたいのか、真綾はじっと時計を見つめていた。
数字が、00:00に変わる。
途端、真綾が視線を時計から俺に移した。
「高良くん、お誕生日おめでとう……!」
満面の笑みを向けられて、一瞬理解が追いつかなかった。