【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

そう答えると、高良くんはまた嬉しそうに笑った。



「じゃあ俺、これからはテストも受ける」



じゃあ、って……?



「補習って、二時間なんだよな?」

「は、はい」

「プリント終わったから、残りの時間俺にちょうだい」



こんなに早く終わるとは思っていなかったから、予定していたまるまる2時間ほとんど残っている。



「何かしたいことがあるんですか?」

「まーやと話したい。まーやのこと知りたいから」



高良くんの答えに、私の心臓はまた跳ね上がった。

高良くんみたいなみんなに注目される人が、どうして私みたいな人間のことを知りたがるのかわからない。

私が高良くんに興味を持つならわかるけど……その逆はありえないはずなのに。



「あの……」



わからないことが多すぎて、頭の中が混乱してる。