【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

「女子ひとりが嫌なら他にも女の子呼ぶからさ、ちょっとでいいから付き合ってよ!」

「連絡先だけでもいいから!」



にやにやしながら、そんなことを言っている3人。



「おい」



困り果てていると、後ろから声が聞こえた。

高良くんっ……!

振り返らなくても、誰の声かわかる。



「えっ……し、獅夜?」



男の子たちも、さすがに獅夜くんのことはわかったようで、私から手を離した。



「え、えっと……獅夜さんの妹……?」

「まーやに触んじゃねぇよ。散れ」



高良くんの言葉に、3人は大きく目を見開いた。



「まーやって……え?」

「……玉井さん?」



はっ……私の名前、覚えてくれてる……。

クラスメイトに認識されていないと思っていたから、純粋に嬉しかった。



「まーや、行こ」