【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

ものの数分で解いて、その上満点。



「高良くん、すごい……!」



私は感動して、目を輝かせた。



「この問題、私も最初わからなかったんです……!こんなにすぐに解いちゃうなんて、天才ですね……!」



真面目にテストを受けたら、高良くんなら1位を取れるんじゃないかな……!

補習、引き受けてよかった。こんなすごい人が留年になるなんて、もったいないもの……!

というか、今までサボっていたのがもったいない……!



「やっぱ、まーやは優しい」



なぜか、愛おしげに私を見つめてくる高良くん。

その瞳に、心臓がどきりと音を立てた。



「……まーやは、頭良い男好き?」

「え……?」



へ、返答に困る質問……。

別に頭がいい人が好きというわけじゃないけど、勉強ができる人は尊敬する。



「べ、勉強は、できるに越したことはないと思います」