【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

「高良、喜ぶわ……」



喜んでくれたらいいな……。

はっ、そうだ……!


私は忘れないうちに、カバンから袋を取り出した。



「それと、これ……」

「え?」

「怜良さんに、プレゼントです」



ラッピングされたそれを、怜良さんに手渡す。



「あたしに……?」

「本当に大したものじゃないんですけど……バスソルトです。いつもお世話になってるから、何かしたくて……」



怜良さんは私を見つめたまま、固まってしまった。

あ、あれ……?

心配になって顔を覗き込んだ途端、ぎゅうっと強く抱きしめられる。



「れ、怜良さん?」

「高良のところには行かせない」

「えっ……」

「あたしのものにする!!!」



ええっ……!?

怜良さんはそのあと、数分間離してくれなかった。








な、なんとか間に合いそうっ……!