【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

「でも、今は怖くないです。なので……そろそろこのメガネは、卒業しようと思います」



いつまでも、臆病なままの自分でいたくない。

高良くんの恋人に……ふさわしい私になりたいから。



「そのほうがいいわよ!ただ、高良が文句言いそうだけどね……」



高良くんが……?



「そういえば、プレゼントは何にしたの?」



プレゼントのことを聞かれて、視線を伏せた。



「あの、マフラーと、手袋を……」



考えてもわからなくて、結局クリスマスはマフラー、誕生日プレゼントは手袋にしたんだ。

日が迫っていたから、期末テストが終わってから毎日必死で編んだ。



「え!?もしかして手編み!?」



手作りなんて、ダサいかもしれないけど……気持ちが大事だと思ったから、ひと編みひと編み高良くんを思いながら作った。



「は、はい……」