【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜




世間一般の感覚とか、わかるわけない。俺は真綾が初恋だし。

真綾が一度通りすがったショップのリングを見ていたのと、男よけの意味も込めてペアリングを買ったけど……これは重いのか?

真綾に引かれるのは嫌だ。ただ、俺の愛が重いことは、真綾だってわかってるはずだから今更引くも何もないと思った。


それに……。



「まーやはお前とはちげえんだよ」

「まあそうね……まーやちゃんならなんでも喜ぶかもしれないわね……」



姉貴も、そこは否定しなかった。



「いっつもあんたのこと話しながら一喜一憂してるし、あんな子に愛されて羨ましいわ……」



初めて聞く話に、ぴくりと反応する。



「……なんだよそれ、教えろ」



真綾が俺の話……?

気になりすぎて、姉貴に詰め寄った。