俺のキスに応えるように、必死な姿が可愛すぎて、ますますキスを深めてしまう。
はぁ……どこまでも可愛い。
また今日も、まーやに溺れていった。
「まーやちゃんって、ほんといい子よね……」
忘れ物を取りに来たとか言いながら、俺の家に来て居座っている姉貴が呟いた。
とっとと出ていけよ……まーやがいい子とか今更だろ。
「それに、あの子なんであんなにピュアなのかしら?天然記念物か何か?」
姉貴は真綾を大層気に入っていて、妹のように可愛がっている。
姉貴のことをよく知ってるわけじゃないけど、俺の家族は基本的に人を簡単に信用しない。そんな姉貴がここまで可愛がるなんて、真綾の可愛さと愛嬌は天性のものだと気づいた。

