【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

「こ、このプリントを終わらせるだけです。補習の時間は2時間あるので、ゆっくりで大丈夫ですよ」



席について、高良くんにプリントを渡した。

小テスト形式になっているプリント。今日から毎日渡されるプリントの問題をといて、提出する。中間の補習はテストはないみたいで、プリントを提出するだけで免除にクリアできるみたい。

後半は難しい問題が多いけど、テストがないだけ随分マシだ。

高良くんはプリントを見て、不思議そうにしていた。



「補習ってこれだけ?じゃあ、すぐに終わらせるから待ってて」

「え……?」



すぐに終わらせるって……。

わからないところを私が教えるために来たけど、高良くんはひとりでできるような言い方だった。



「あ、あの、わからないところがあったら聞いてください」

「ありがと」



笑顔でそう言って、高良くんはスラスラと問題を解き始めた。