【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

「あー、そうだったのね!誕生日なんて、クリスマスのついででいいわよ!それに、あいつにはプレゼントなんて渡さなくなって、まーやちゃんがいてくれたらそれだけで十分だと思うけど」



そう言ってもらえるのは、嬉しいけど……。



「わ、私、いつもしてもらってばかりなので……お祝いしたいです」



せっかくの誕生日なら……彼女として、盛大にお祝いしたかった。



「はぁ……あいつが羨ましいわ……」



何か言いながら、ため息を吐いた怜良さん。



「それにしても、あいつの欲しいものね~……昔から何も欲しがらなかったから、あたしもわからないのよね……」



怜良さんもわからないってことは、子供の頃から何に対しても無関心だったのかな……?

ちょっとだけ、高良くんが心配になる。



「でも、まーやちゃんからもらうものなら、なんだって喜ぶわよあいつは。それだけは確かだから」