【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

「高良が聞いたら鼻血出して喜ぶわよ、それ」



そ、そうかな……。

照れ臭くて、ごまかすように笑った。


あっ、そうだっ……!



「あの、ひとつだけ……聞いてもいいですか?」



今日は怜良さんに、聞きたいことがあったんだ。



「どうしたの?」

「高良くんの欲しいものとかって、わかりますか……?」

「あいつの欲しいのも?」



三週間後、クリスマスが迫っている。

イブとクリスマスは高良くんと過ごす約束をしていて、そろそろプレゼントを決めたかった。

高良くんはいつもいろんなところに連れて行ってくれたり、記念日でもないのにプレゼントをくれたりするから……私もクリスマスくらいは、何か返したい。


だけど、考えても考えても高良くんが欲しいものがわからなかった。

高良くんは基本的に何に関しても無関心だし、趣味を聞いた時も寝ることと答えられてしまった。