【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

ヤンキーさんたちの世界は、私が思っている以上に複雑そうだった。


って、そんなことを考えてる場合じゃないっ……。



「ほ、本当に大丈夫です……!悪いのは自分に自信が持てない私自身だったので……」



ヤンキーさんたちのこと、恨んでなんてない。

あの時、私がもっと自分に自信を持てていたら、きっと高良くんのことを疑ったりしなかった。

信じてしまったのは、私が弱かったから。



「それに、自分の気持ちに気づくきっかけにもなりました……!感謝しています……!」



呼び出されて、高良くんに彼女がいるって知って……私はようやく、自分の気持ちを自覚したんだ。

あの一件がなかったら、今も気づかないままだったかもしれない……。

そう思うと、悪い出来事ではなかったと思えた。



「高良がどうしてまーやちゃんを好きになったか、よーくわかったわ」