【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

顔を真っ青にしている下っ端。話に入ってくんな、うざい。



「そうよ?あたしたち顔そっくりでしょ?ていうか、さっき愚弟って言ったじゃない」

「ぐまい……?」

「あー、いいわいいわ。あたしと高良は正真正銘実の姉弟よ~」

「……」



さらに顔を青くして、黙り込んだ下っ端ふたりに、さすがに違和感を覚えた。



「顔青くしてどうしたのよ」

「うちら、ふたりはカップルだと思ってました……」

「あたしと高良が?やめてよ~、姉弟じゃなくても、高良みたいなのお断りだわ。ていうか、だからってどうしてそんな顔してるのよ?何かあった?」



姉貴の発言に、恐る恐る口を開いたふたり。



「すみません……うちら、玉井真綾ってやつ呼び出して……」



真綾の名前が出たことに、ぴくりと反応した。



「……あ?」



呼び出し……?

いつ?どういうことだ?



「真綾に何しやがった」