【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

何、言ってるんだろう……。

バカだブスだと、罵られた日々を思い出す。



「初めて会った時、一目惚れした」



初めてって……小学1年生の入学式……?


それを聞いて、もっと信じられなくなった。



「でも、私のことブスだっていっつも……」

「て、照れ隠しだろーが……!そんくらいわかれよ……!」



わから、ないよ……。

いじめられてるって、思ってたのに……。


今までの岩尾くんの行動が全て恋愛感情あってのものなら、岩尾くんは歪んでいるとすら思う。

岩尾くんに嫌がらせされるのが苦痛で、学校にいけない時期もあったのに……。



「俺がずっと囲ってたのに、あいつが現れて……めちゃくちゃだ」



囲うという言葉を使った岩尾くんが、とても怖く思えた。



「もう、なりふり構ってらんねーんだよ。あんなやつに、絶対渡さない」