【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

「そうそう。高良くんにはね、あんたなんかじゃ太刀打ちできないくらい美人の恋人がいんのよ」



——え?

私はその発言に、衝撃を受けた。


美人の、恋人……?


う、嘘……。


確かに、高良くんくらい容姿の整った人なら、美人の彼女のひとりやふたりいたって不思議じゃない。

でも、高良くんは……私のことが好きだって言ってくれた。



『俺が好きなのはまーやだけだから』

『まーや以外いらない』



高良くんの言葉を、嘘だなんて思いたくない……。

疑うことは、高良くんにとって一番失礼なことだと思ったから。



「そ、そんなはず、ありません」

「あ?」



ひっ……。

反論した私を、睨みつけたボス格の人。



「事実だっつーの。何?認めたくないわけ?」



きっと……何かの間違いだと、思うから。



「じゃあ証拠見せてあげる。ねえ、写真ある?」