【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

まさか、体育の時間を狙って待ち伏せされるほど恨まれていると思わなかった。


どうしよう……っ。


怖くて、私は逃げ出すこともできずに引かれるがままついて行った。







連れてこられたのは、人目のない裏庭だった。


3人の怖い人たちは、きっと先輩だと思う。同級生ではないと思うから。

年上だと、一層怖くなって、私は肩を縮こめた。


みんな腕を組みながら、私のことを睨んでいる。



「あんた……最近高良くんにつきまとってるでしょ?」

「えっ……」



高良くん関連だろうとは思ったけど、高良くんはみんなから獅夜くんって呼ばれているから、少し驚いた。

この時点で、高良くんと親しい人なのかなと推測する。



「鬱陶しいからやめてくれない?」



怖くて、言葉が出てこない。

なんて、言えば……。