【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜

こんなに可愛い猫ちゃんがいるのに、そんな中で私を見ているなんて……人生損してるよ。


そう思ったけど、高良くんは私を見ながら嬉しそうに笑う。



「まーやが一番可愛い」

「……っ」



何度言われたって慣れない。

だって、高良くんに出会うまで……可愛いなんて言われたことがなかったから……。



「ぜ、絶対に、猫ちゃんのほうが可愛いです」

「いや、まーやが一番」



否定しても、意見を曲げてくれない。



「猫なんて眼中に入らない」



あろうことか、全国の猫愛好家を的に回すような発言をした高良くん。やっぱり、高良くんの目はおかしいっ……。


恥ずかしくて、私は猫ちゃんに視線を戻した。


こんなに可愛いのに……この猫ちゃんより可愛いなんて……絶対にありえない……。



「ねえ、あの人めっちゃかっこいいよ……!」



あれ……?