【完】溺愛したりない。〜獅夜くんは容赦ない〜


というか、獅夜さんはどうして私なんかにき……キスを、したんだろう……。


考えれば考えるほどわからない。

彼みたいな魅力的な人が、私にあんなことをした理由が。



「はぁ〜、獅夜くんきてくれないかなぁ」



隣の女の子たちは、引き続き獅夜くんの話で盛り上がっている。



「あたしたちの目の保養なのに〜」

「でも、いても近づけないじゃん!獅夜くん女嫌いって有名だし!」



え……?

女嫌い……?



「声かけたら睨まれるらしいよ?女子は近づいただけで殺されるって」



ぶ、物騒っ……。

というか、そんなはずは……だって、半径10メートルどころか、私に……。

思い出すだけで、恥ずかしくて顔が熱くなる。