「そう言えば、ファナ。リリスやキリルのことも様付けで呼ぼうとしていたのか」 「…うんとね。リリシュはね。ダメってゆってたから、リリシュなの。キリリュはね、わかんにゃい!」 …少し、遊んでみるか。知らずうちに口角が上がる。ファナはなあにと言わんばかりに首をかしげる。 「ファナ…」 悪ふざけの作戦をファナに伝えると、こてんと首をかしげる。だが、やらないという選択肢はファナにはない。 キリルの反応を予想して、ニヤリと口角を上げた。