天空の姫Ⅲ ~二人の皇子に愛された娘~




白蘭は薄く笑ったが兎月はまだ不服そうだ。そして何かを思いついたように目を輝かせた。


「良いことを思いついた!仕返しをしよう!」

「仕返し?」

「そうだ!!」

「でも私、もう争いたいわけではないのだけれど…」

「んー…鳳凰の大事な物を奪うのはどうだ?」


大事な物?そんなのあるのかしら?


「例えば?」

「そうだな…兎月だったら庭の鈴蘭を取られたらすごく怒るぞ」

「庭といえば…虹彩樹の庭?」

「それだ!あの有名な虹彩樹なら鳳凰も怒るぞ!いい仕返しだ!」

「でも…」


紅蓮に会うかもしれない…。もし会ったらどんなことになるかしら。