グリグリと撫でまわすと兎は嫌そうにしたが避けなかった。 「ところでなんで兎月だけここの宮にいるの?月影と一緒じゃないの?」 「…色々あったのだ」 兎月は沈んだ顔でそういった。 言いたくないなら私も無理に聞かないわ。 「そうね。色々あったわね…ねえ。兎月、私しばらくここにいてもいいかしら?」 「勝手にしろ」 「ありがとう」 その日は久しぶりに悪夢も見ないで眠れた。