天空の姫Ⅲ ~二人の皇子に愛された娘~



悩む紅蓮に雪梨は優しく声をかけた。


「あまり根を詰めすぎぬよう…一人で抱え込んではなりません。わかりますね?紅蓮様」

「ああ…ありがとう」


雪梨は紅蓮のことを励ました。

雪梨の言うとおりだ。一人で悩みこんでいても仕方がない。


「父上に相談に行ってくる」

「かしこまりました」


魔帝の元へ行き、挨拶をする。


「父上にご挨拶を」

「紅蓮か…」


魔帝は文から顔をあげると紅蓮を見た。


「父上にご相談があるのですが…」

「どの件だ」

「魔后殺害の件です」

「…話せ」


魔帝は宦官や侍女を皆、下がらせる。