何かあれば朱雀が呼びにくるはずだ。 なぜ香林が呼びに来たのか。 「大変です!すぐに魔宮にお戻りください!」 「何があった?」 「魔后殿下が!」 「母上に何か?」 「魔后殿下が、殺害されました!」 …なんだと?母上が。 目の前が暗くなるような思いだった。 「殿下!」 ふらつく紅蓮に香林が手を差し伸べたが、それを制する。 「それは…本当なのか?」 「はい。犯人はまだわかっていませんが…魔帝が死を確認したので確かです」 「そうか…」