「魔后殿下に感謝申し上げます。」 「なんだと?」 今度は魔后が眉を顰め怒りをあらわにした。 「これで心おきなく殺せますっ」 言い終わると同時に玲心が魔后に火炎術を放った。 しかし魔后もすぐに反応し同じ火炎術で防いだ。 「私を殺すのか?玲心…お前にそんな力はない。やめておくんだな」 「さあ、それはどうでしょう」 それから二人の火炎術がぶつかり合う戦いが始まった。 炎が調度品を焼き寝台や高価な衣が燃えた。 しかしその音は炎狐族の二人が結界を張り外に漏らさなかった。