「白蘭っ!!」
地上ぎりぎりのところで紅蓮が受け止めた。
「なぜだ!なぜこのようなことをした!!」
「白蘭…」
紅蓮が叫び泣き月影も震えこちらを見ている。
そして私の傷からはドクドクと血が流れる。
「戦を…やめて」
震える唇で言葉を紡いだ。
私の最後の願いだ。
紅蓮と月影を交互に見て訴える。
「ねえ…お願いよ。戦をやめて」
「やめるとも。だから死ぬな!」
紅蓮がそういうも月影は黙ったままだ。
私は月影を見やり笑った。
「ねえ。月影」
小さい私の声を聞こうと涙する月影が近くまで来る。
「どうした?白蘭」
優しい声。あの善良な穏やかな月影だ。


