まさかあれをお互いに放つ気なの?
そう思ったのもつかの間、瞬きする暇もなく術がぶつかり合う。
「っう」
その威力に飛ばされた白蘭は岩に背をぶつけしばらく動けずにいた。
だが、そんな白蘭に二人は気づかない。
どちらかを殺すまでこの戦は終わらないのだ。
どうしたらいいの…?
愛する人が争うだなんて…。
私は天女の癒しの力も鬼神の破壊力も法術も使えない。
私の声も届かない。
二人をどうしたら止められるの…?
周りで天界と魔界が争う中、白蘭は考えを巡らせた。
本当はもうずっと答えは出ていたのかもしれない。
そうだ。私が戦を止めなくちゃいけないんだ。
紅蓮が火炎術で剣を作り出す。それと同時に月影も水系術で剣を作り出した。


