そして湯あみをし髪をとかされ綺麗に結われる。 「待て」 侍女が用意した衣と簪を見た月影は声をかけた。 いつもの豪華な衣や簪では白蘭が驚く。 白蘭に貰った青い衣と白い簪を指さした。 「あれを…」 「あちらでよろしいのですか?」 「ああ」 天帝が着る衣とかけ離れた出来の服に侍女は戸惑ったが逆らわなかった。 支度が終わると月影は胸を高鳴らせて人間界へと向かった。