「───ハヤセっ!」
「エマお嬢様、温泉はどうでしたか?」
「すごく気持ち良かったっ」
艶々のテカテカになりながら女湯を出ると、お嬢様を待つ執事たちが並んでいた。
せっかくの修学旅行なんだから執事も楽しんでいい気がするのに…。
ピシッとみんなしてタキシード姿だ。
「レストランへ行きましょう。ご夕食は中華バイキングですよ」
「やったぁっ!」
中華バイキングだなんてっ!
エビチリとか出るのかな?
あとは肉まん…!!
バイキングでも理沙と食べて、ハヤセもずっと隣にいてくれて。
そんな楽しい楽しい1日目が終わろうとしていた。
「きゃぁぁぁあああっ!!」
「もう嫌ぁぁぁっ!!怖くて眠れないわ!!」
こっちはうるさくて眠れないわっ!!
雷の1つや2つでそんな騒いでたら生きていけないって!!
立派な花嫁になるために勉強してるならドーンと構えなくちゃ!!
ザァァァァァァ───…。
ピカッ!!ゴロゴロゴロゴロ───ッ!!
「「きゃあああああーーーっ!!!」」



