「ふっ、可愛い」


愛しそうに言われて、嬉しくなる。


「おいで」

優しく言われて、つい廉くんの思うままになってしまう。

机に置いてあったポッキーに手を伸ばすと、


「咥えて」

と、私に差し出してくる。


私は小さく口を開け、ポッキーの端を咥える。

廉くんが、私の頬に手を添え、

「いくよ。」


廉くんの顔が近づいて来て、顔に熱が集まる。

ぎゅっと、目を瞑って終わるのを待つ。


唇に廉くんの熱が伝わり、終わったと思って目を開けたら

「んっ、」


そのまま貪るようにキスをされた。