「ねぇ、今日なんの日か知ってる?」

あの日以来、放課後や休日はよく廉くんの家に来るようになった。


廉くんの部屋で、
ベットに背を向け座り、後ろから私を抱き締めている廉くんに聞かれた。

なんの日?

えーっと、11月11日だから、


あ!

「ポッキーの日だ!」

後ろを振り向き、廉くんに言うと、


「正解!」

と、優しい笑みが返ってきた。

やったー!

「へへ」

少し照れて笑った私に、更に質問をしてくる。


「じゃあ、ポッキーの日は何をしないといけないでしょうか?」