あやかし戦記 愛ゆえの選択

「すごい……」

ヴィンセントはチターゼの銃の腕前に驚く。アレス騎士団の入団試験の際も、彼女はあっという間に銃の扱いを覚え、高度な技術を身につけていた。武器に銃ではなく剣を選んだのが不思議なくらいだ。

「すごいでしょ?チターゼ、また銃の腕前を上げたんだ」

アレンがそう言いながら引き金を引く。アレンは二発ほど外したが、景品を落とすことができた。

「やった!」

「すごいですね、アレンさん」

喜ぶアレンに対し、イヅナとヴィンセントは笑って言う。アレンも銃の腕前はなかなかのものだ。

「次は僕が!」

ヴィンセントが銃を構える。ヴィンセントも種類は違えど飛び道具を武器としている。的をしっかりと狙い、引き金を引いた。

景品をいくつか手に取り、ヴィンセントはニコニコと笑う。可愛いクマのぬいぐるみをイヅナがジッと見ていると、「あげるよ」とぬいぐるみをくれた。イヅナはお礼を言い、受け取る。

「次、あんたの番だろ?」