気づけば君が近くにいてくれた




「あっ、おかえり!ありがとう、実桜ちゃん」



部屋に戻ると、机の上に食べられないんじゃないかと思ってしまうほどの量のお菓子が広げて2人は待っていた。


チョコレートにクッキー。


甘いものばかりだとしょっぱいものも食べたくなるからと、ポテトチップスも揃っている。



「あとは、ジャジャーン!ポップコーン!」



主役ですと言わんばかりに盛り上げて取り出されたのは、バター醤油味のポップコーン。



「映画鑑賞と言えばやっぱりポップコーンでしょ?」



自信満々に答える香純ちゃん。



「映画?」


「うん、いきなり遊園地とかショッピングモールとかはゴールデンウィークで人も多いし大変かと思って僕が提案したんだよ」



私のことも配慮してくれたんだ。


きっとそういう人気スポットに遊びに行った方が2人は楽しいだろうに。



「うんうん!実桜ちゃんの好きなジャンルわからなかったから、いろいろ借りてきたんだ!」



そう言って香純ちゃんは私の前にたくさんのDVDを並べてくれた。


恋愛ものからアニメ、ミステリー、アクション、ホラー。


邦画もあれば洋画もある。