気づけば君が近くにいてくれた




「んんんっ」



昼寝をしてしまってからどれくらい時間が経ったのだろうか。


いや、昼寝と言うには少し寝すぎたのかもしれない。


もう部屋の中は電気をつけなければいけないくらい暗くなっていた。



「あ、アオイさんから返事来てる」



時間を確認しようとスマホを見ると、新着メッセージが入っていた。



《うん、そうだよ!今帰ってきた!でも今日は体調不良で休んでる子がいて寂しいかな》



へぇ、私みたいに高校生活が始まって早々体調不良で休んじゃう子もいるんだ。


……って、行きたくないからってズル休みしてる私と一緒にしちゃダメだよね。



《もしかしてその子って、好きな人だったり?》



アオイさんが体調不良で休んでいるだけで寂しいって言うんだからもしかして?


そんな勝手な妄想が頭を駆け巡って、思わず質問してしまった。


いやいや、漫画の読みすぎかもしれない。


寝てしまう前に読んでいた漫画が学生の恋愛ものだったから。


私ったら、影響されすぎてる。


なんだか恥ずかしくなって送ったメッセージを消してしまいたくなったけれど、確認すると既に既読がついてしまっていて、削除するのは諦めた。