気づけば君が近くにいてくれた




昭子おばあちゃんも年金だけの暮らしは大変だと、平日は近くの畑まで手伝いをしに行っている。


だから、毎日この時間は話し相手もいなくて暇になる。


定位置のベッドの上に寝転びながら、スマホでSNSを探索したり、動画を見たり、家にある昭子おばあちゃんに買ってもらった漫画や小説を読んでみたり。


今日も大好きな漫画を読み返しているけれど、もう何度も読んでいるせいで紙はシワになっているし、展開や流れも全て頭に入っている。



「……つまらない」



毎日同じ繰り返しで、大好きなはずの作品を見ていてもそんな独り言が漏れてしまうくらいそう感じていた。


両手を広げて、大の字になって寝そべる。


年季の入った電気がぶら下がる天井と、お出かけ日和だと言っているような青空が窓から見えた。


何か楽しいこと起きないかなぁ。


今日は早く目が覚めてしまっていたからか、ふと眠気に襲われてそのまま眠りについた。