気づけば君が近くにいてくれた




スマホのパスワードを解いて開いてみると、メッセージの送り主はアオイさんだった。



《おはよう、ミオちゃん!今日は学校行けそう?》



ちょうど今それについて考えていたところだ。


行けるものなら行きたい。


でも、やっぱり行きたくない。


行くのが怖い。


人と会うのが怖くてたまらない。



《行けない、かも》



アオイさんには本音を漏らした。


行けない、行きたくない。


しばらくして昭子おばあちゃんが、私が下に降りてこないからと部屋まで呼びに来てくれたけれど、頭が痛いから学校は休むと告げた。


私がこんなわかりやすい嘘を言っても、昭子おばあちゃんは深く聞いては来ない。


だって、これまで約3年間そんな感じだったから、昭子おばあちゃんも慣れてしまったんだと思う。



「そうかい。じゃあ学校には連絡しておいてあげるから、あとで朝ご飯食べにおいでね」


「うん、ありがとう」



心配かけてごめんね、昭子おばあちゃん。


本当はダメだってわかってるんだけど、きっと優しい昭子おばあちゃんに甘えてしまっているんだ。