気づけば君が近くにいてくれた




私が今回高校に行こうと思えたのは、アオイさんのおかげでもある。


C&Hが好きという共通の話題で盛り上がっているうちに、今日のテレビ番組だとか身の回りであった出来事だとか、たわいのない話をしているうちに、アオイさんは私の相談相手になっていた。


今後誰にも話すことはないと思っていた私の過去の話。


家が火事でなくなり、親もいなくなり、友達もいなくなった。


人間関係が上手くいかない。


人と関わるのが怖い。


初めて話した時は、怖くて手が震えて……それでも何故かアオイさんには聞いてほしいと思った。


私がどんな話をしても、相槌を打ちながら聞いてくれて、だからといって私が話したこと以上に深入りもしてこない。


そんなところがきっと、居心地がよかったのかもしれない。


アオイさんは、私に同情するのではくて共感してくれた。


それが私の心を楽にしてくれていた。


アオイさんは、一度だけ私に質問してきたことがある。