気づけば君が近くにいてくれた




《もちろん!実桜ちゃんのお話ならいくらでも聞くよ!!今までちゃんと聞いてあげられてなくてごめんね……昨日も守ってあげられなくてごめん》



《僕たちがちゃんと守ってあげなきゃいけなかったのに本当にごめん。僕たちは片寄さんの味方だから!明日も片寄さんに会えるの楽しみにしてるよ》



香純ちゃんと藤波くんから返ってきた言葉たちは、どこまでも優しいものだった。


心が温かくなる。


また目から涙がこぼれ落ちてくる。


これは悲しみの涙なんかじゃなくて、嬉しくて嬉しくて仕方のない幸せな涙だ。



《本当に香純ちゃんと藤波くんは何も悪くないよ。明日、待ってるね》



過去を話すことは不安だし、緊張する。


2人になんて思われるか……怖くて考えたくない。


でも、心のどこかで2人ならわかってくれるって信じている自分がいる。


香純ちゃんと藤波くんなら、きっと───大丈夫。