気づけば君が近くにいてくれた




「本当に辛かったよね。たくさん悩んで頑張ったね。全部話してくれてありがとう」



まとまりのない私の話を聞いてくれたことに感謝するのは私の方なのに、アオイさんはお礼を言ってくれた。


そしてアオイさんはこう続けた。



「そのお友達2人はきっと、ものすごくミオちゃんのことを大切に思ってくれているんじゃないかな?」


「そう、なのかな」


「うん、絶対にそうだよ」



不安そうな私に、アオイさんは力強い言葉で返してくれた。



「私も2人のことはすごく大切……2人の優しさを無駄にはしたくない」



これは本心だ。


今まで出会った人の中には、本当にいろんな人がいた。


そんな人たちの中で、大切にしたいと思えた数少ない人。



「それなら、次会う機会があったらいつも通り笑顔で出迎えてあげたらいいんじゃないかな?そしたらきっと喜んでくれるよ。それに───」



アオイさんが電話をくれてよかった。


やっぱりアオイさんは、私の欲しい言葉をくれる。


私に希望の光をくれる。


1歩前に踏み出す勇気をくれる。


C&Hの曲のように元気をもらえた。