結果。
熾烈なる棒略奪戦争は、我が青チームが勝利しました。
何名かが救護テントに直行していましたが、名誉の負傷ですね。
戦争に、犠牲は付き物ですから。
むしろ、死人が出なかったので良かったです。
被害は、最小限に収められたということで。
私は意気揚々と、奏さんの待つ生徒用テントに戻りました。
「恥ずかしながら戻って参りました」
と、私は言いました。
「お…お帰り…」
と、奏さんは言いました。
何だか青ざめた顔をしているのですが。
何か不思議なものでも見えたのでしょうか。
「私の勇姿、見ていてくれましたか?」
「う、うん…。すご…いや、凄いという言葉では表せないほど凄かったね…」
「ありがとうございます。これも、奏さんの応援のお陰です」
「そ、そっか…。あ、あの…怪我とかは…してない?」
と、奏さんは聞きました。
怪我ですか?
「?敵兵と味方に、多少の負傷者は出たようですが…。私自身は無傷ですよ?」
「う、うん…。その…。力持ちだね、瑠璃華さん…」
「ありがとうございます」
「…」
と、奏さんは無言でした。
そして、何故か遠い目をしていました。
何か気になるものでも見えたのでしょうか。
「さぁ、奏さん。あとは、クラス対抗リレーを残すだけですね」
「うっ…。そ…そうだね」
と、奏さんは言いました。
何だか歯切れが悪いですが、大丈夫でしょうか。
「さっきのを見せられたら…不安が募るよ…」
と、奏さんはポツリと呟いていました。
意味はよく分かりませんが、きっと奏さんは、本番を前にして緊張しているのでしょう。
「大丈夫です、奏さん。この『新世界アンドロイド』、久露花瑠璃華の名において、必ずあなたをゴールに導きます」
「うん、それはもう、何の心配もしてないから大丈夫…」
「それは良かったです」
「…」
と、奏さんは無言でしたが。
クラス対抗リレー、本番が待ちきれませんね。
熾烈なる棒略奪戦争は、我が青チームが勝利しました。
何名かが救護テントに直行していましたが、名誉の負傷ですね。
戦争に、犠牲は付き物ですから。
むしろ、死人が出なかったので良かったです。
被害は、最小限に収められたということで。
私は意気揚々と、奏さんの待つ生徒用テントに戻りました。
「恥ずかしながら戻って参りました」
と、私は言いました。
「お…お帰り…」
と、奏さんは言いました。
何だか青ざめた顔をしているのですが。
何か不思議なものでも見えたのでしょうか。
「私の勇姿、見ていてくれましたか?」
「う、うん…。すご…いや、凄いという言葉では表せないほど凄かったね…」
「ありがとうございます。これも、奏さんの応援のお陰です」
「そ、そっか…。あ、あの…怪我とかは…してない?」
と、奏さんは聞きました。
怪我ですか?
「?敵兵と味方に、多少の負傷者は出たようですが…。私自身は無傷ですよ?」
「う、うん…。その…。力持ちだね、瑠璃華さん…」
「ありがとうございます」
「…」
と、奏さんは無言でした。
そして、何故か遠い目をしていました。
何か気になるものでも見えたのでしょうか。
「さぁ、奏さん。あとは、クラス対抗リレーを残すだけですね」
「うっ…。そ…そうだね」
と、奏さんは言いました。
何だか歯切れが悪いですが、大丈夫でしょうか。
「さっきのを見せられたら…不安が募るよ…」
と、奏さんはポツリと呟いていました。
意味はよく分かりませんが、きっと奏さんは、本番を前にして緊張しているのでしょう。
「大丈夫です、奏さん。この『新世界アンドロイド』、久露花瑠璃華の名において、必ずあなたをゴールに導きます」
「うん、それはもう、何の心配もしてないから大丈夫…」
「それは良かったです」
「…」
と、奏さんは無言でしたが。
クラス対抗リレー、本番が待ちきれませんね。


