まずは、目の前の1本から。
しかし、敵味方含め、ぞろぞろと兵士達が群がるあの1本を加勢しに行くのは、なかなか至難です。
敵兵しかいないのなら、容赦なく特攻出来るのですが。
さすがに、味方を犠牲にする訳にはいきませんからね。
よって。
私は、再び激戦の真っ只中に、スライディングダッシュを決め。
敵味方関係なく、足と足の間に滑り込み。
ほとんど仰向けの状態で棒を掴み、思いっきり上に引き上げました。
勿論、全力です。
その勢いで、敵兵士が何名か、空中に投げ出されました。
「うわぁぁ!」
「ぎゃぁぁ!」
と、敵兵の何名かは叫んでいました。
しかし、ここは戦場です。
兵士の断末魔は、戦場には付き物というものです。
気にする必要はありません。
私は、勢いのまま棒を自陣に引っ張りました。
何だか味方も数名引き摺ったような気もしますが、戦場では、時には味方にも被害が及ぶこともあります。
気にする必要はありません。
と、こうして私が一人で棒を強奪している間に。
中にはそんな私を見て、呆然としている味方兵士もいましたが。
手持ち無沙汰になった大半の兵士達が、我に返り、残りの棒の奪取に着手してくれました。
圧倒的な圧力によって、敵の戦意を削ぎ、味方の士気を上げる。
大変有効な作戦ですね。
お陰で、私が助太刀に入るまでもなく、最後の1本も味方側の陣地に入れることが出来ました。
完全なる勝利です。
何だか、敵味方問わず、私を見て震えているような気がしましたが。
きっと武者震いでしょう。問題ありません。
ここまで気持良く勝つと、何だか清々しいですね。
「…あれに比べたら、僕の方が良い子でしょう?局長」
「…あぁ。今初めて、お前をまともだと思った。1110番」
「え?今までは思ってなかったんですか?」
と、第2局の碧衣さんと、紺奈局長は言いました。
一体何の話かは分かりませんが、とりあえず勝利出来て良かったです。
しかし、敵味方含め、ぞろぞろと兵士達が群がるあの1本を加勢しに行くのは、なかなか至難です。
敵兵しかいないのなら、容赦なく特攻出来るのですが。
さすがに、味方を犠牲にする訳にはいきませんからね。
よって。
私は、再び激戦の真っ只中に、スライディングダッシュを決め。
敵味方関係なく、足と足の間に滑り込み。
ほとんど仰向けの状態で棒を掴み、思いっきり上に引き上げました。
勿論、全力です。
その勢いで、敵兵士が何名か、空中に投げ出されました。
「うわぁぁ!」
「ぎゃぁぁ!」
と、敵兵の何名かは叫んでいました。
しかし、ここは戦場です。
兵士の断末魔は、戦場には付き物というものです。
気にする必要はありません。
私は、勢いのまま棒を自陣に引っ張りました。
何だか味方も数名引き摺ったような気もしますが、戦場では、時には味方にも被害が及ぶこともあります。
気にする必要はありません。
と、こうして私が一人で棒を強奪している間に。
中にはそんな私を見て、呆然としている味方兵士もいましたが。
手持ち無沙汰になった大半の兵士達が、我に返り、残りの棒の奪取に着手してくれました。
圧倒的な圧力によって、敵の戦意を削ぎ、味方の士気を上げる。
大変有効な作戦ですね。
お陰で、私が助太刀に入るまでもなく、最後の1本も味方側の陣地に入れることが出来ました。
完全なる勝利です。
何だか、敵味方問わず、私を見て震えているような気がしましたが。
きっと武者震いでしょう。問題ありません。
ここまで気持良く勝つと、何だか清々しいですね。
「…あれに比べたら、僕の方が良い子でしょう?局長」
「…あぁ。今初めて、お前をまともだと思った。1110番」
「え?今までは思ってなかったんですか?」
と、第2局の碧衣さんと、紺奈局長は言いました。
一体何の話かは分かりませんが、とりあえず勝利出来て良かったです。


