「ええっと、まず重大発表から…」

うん?
重大発表?そんなの聞いてない…よ?

「ええ、聞いてない方も多数、、、わたし以外だと思いますが、我ら玲香!

あのKIZTOとコラボして、映画の主題歌を担当することになったの!」

え?えーーー?
あのKIZTO様と?
あのカッコいいアイドルのKIZTOと?

うそ…!
嬉しい!

わたしは、正気を保とうと、自分のほっぺたを
ぶにーーーっとした。
だけど、かっこいいって噂なんだよね、

なんかいっつも映像だし…(オリキャラをアニメーションしてる)



「でね、その人とね、連絡とったら…

今日来れるって!」

う、うそ!
その時、ガチャ…ガチャガチャ!

と音がした。
ど、ドロボウ?

いや、ちが…
「お、噂をすれば、だね。」

ドキドキ♡
「じゃあ雪、代表として、いってくれたまえ、」
うん、
わたしは頷くと、一応瓶底メガネをかけて、
玄関にいった。

「はーい、どなたですかぁ?」
「え、あ、すみません!住所間違えました…!
いや、でも確かにここって言ってたぞ?
ありゃ?」

…これは、もしかして…
「ふふっ、もしかして、KIZTOの方ですか?」

わたしが聞くと、相手はさらに動揺した。
「なんで、わかる?
ま、まさか、あなた、玲香の方ですか?」

私はネタバラシでメガネを取った。
すると、

「あ、あら、え、はい。
ゆ、、ゆ、き、さまですか…」

は?
何言ってるの。 
わたしはグループの中でも1番ブスなんだよ?
なのに、そんな軽蔑するような言い方ある?
自覚してるのに。

「あ、あ、では、失礼させ、ていただき、ます?」

なんで疑問形なんだろ…
まあ、とりあえず部屋に入れた。