私が一人座っていると、後ろから肩を叩かれた。 「ねえねえ、俺と組んでよ。」 「う、うわぁ。ま、誰ですか?」 思わず叫んでしまう。 「あ、ごめんごめん。 俺、栗原 秋。宜しくね!。」 「あ、私、藤咲 雪です。 宜しくお願いします。」 頭を下げる。 これは取材の時、絶対的な礼儀だ。 「でさあ、俺と組んでくれる?」 「は、はい。もちろんです。」 ふう。ペア探しに、結構体力使ったよ。