ふとした瞬間にあの男の顔がチラつく、あのことは日にちがたつにつれ、私には可なりのダメージを与えてたみたい。 他人からイキナリ向けられた悪意。 テレビのニュースの出来事がまさか自分に降り掛かってくるとは… 通勤バスの中でも何気なく隣に来た男性に思わず体が“ビクっと”なる… もっと自分は強いと思っていたから。 こんなに弱い自分がいたなんて、初めて気付いたもう一人の私。